フルウィッグ(全頭かつら) |
用途 |
1.頭全体にスッポリ装着する「ウィッグ」のことを表します。
『かつら』といえば、この商品を連想される人が多いタイプのウィッグです。 |
形状 |
1.「 キャップ 」と言う、頭の形をした帽子状の土台に、人毛や化学繊維が植毛されています。
2.『ハンドメイド』 (手植え)
(1) ネット状のキャップに、かつらの毛が熟練技能工の手で編み込まれています。
(2) 手作業で生産されるかつらで、価格が高めになります。
3.『マシンメイド』(機械製)
(1) テープ状の生地でキャップが作られ、表面に 『ミノ』 というミシンで作った部品を取付けたかつら。
(2) 機械を使って大量生産可能で、価格が低めです。 |
長所 |
1. 『 かつらだ!』 と、バレ難い。
(1) 生え際の処理を丁寧に行うと、自分の毛と分からなくなります。
(2) 部分タイプは、自分の髪とウィッグの境界をぼかすことが難しく、バレないためには慣れが
必要です。
2.頭全体をカバーすることが出来ます。
(1) 髪の毛がほとんど無くても装着出来ます。
3.ニーズに合う多様なかつらが準備されています。(お気に入りの商品が見つかるはずです)
(1) 毛の長さ=ショートからロングまで様々なタイプがあります。
(2) カールの大きさ=カーリー系のパーマがきついものから、ほとんどストレートまであります。
※かつらに使われるファイバーは必ずカールがついています。
※本当に真っ直ぐなままのファイバーを使用すると、それこそ人形のような
変なスタイルになり、とても人前に出られるかつらにはなりません。
(3) スタイルやカットが豊富です。
(4) ヘアの色(白髪ミックスから、メッシュ状のミックスまで多様です) |
短所 |
1.通気性が悪く、特に夏期はつらい傾向です。
(1) マシンメイドのウィッグは厚く、放熱の面で夏場はつらいです。
(2) ハンドメイドは、かつら本体は薄いのですが、頭全体をおおってしまうため通気性は良くありません
が、マシンメイドより通気性が良い傾向です。
※通気性を持たせる工夫を施されたタイプのウィッグも開発されだしています。
2.締め付け感がある。
(1) かつらが外れないよう、ゴムで頭の周りを締め付ける構造になっています。
(2) 締め付ける力は弱いのですが、長時間装着していると、つらく感じられる方もいます。
※感じ方には個人差があり、一概に悪いとは言い切れない部分です。
締め付け感がないと、かつらが外れそうだと不安に感じる方もいらっしゃいます。
3.襟足が擦れて痛み易い
(1) ウィッグと自分の襟が擦れて襟足が痛みます。
※横を向く、後ろを振り向くなどの動作で、かつらと体に摩擦が発生します。
ほんの少しのようですが、積もり積もってかつらが傷むのです。
※ひどい場合、かつらの襟足の毛が縮れてしまいます。
かつらの修理依頼に出すか、買い替えになってしまいます。 |